株式会社マネーパートナーズ様

PAYCIERGE(ペイシェルジュ)ソリューション お客さまの声

FXの外為機能を利用した新しいビジネスへ。

株式会社マネーパートナーズ様

FX専業会社として日本で初めてブランドカードの発行ライセンスを取得し、プリペイドカードビジネスに参入したマネーパートナーズ。 サービスが始まったマルチカレンシー対応「マネパカード」への期待と、その企画から導入についてお話を伺いました。

PAYCIERGE(ペイシェルジュ)のソリューション

ブランドプリペイドプロセッシングサービス

ブランドプリペイドプロセッシングサービス

ブランドプリペイドプロセッシングサービスは、ブランドプリペイドカードの発行・運営に必要なサービスをワンストップで提供するサービスです。ブランド付きのプリペイドカードに対する需要が高まっている背景には、法改正によるクレジットマーケットの冷え込みや海外渡航者の増加があります。また、ネット通販やオンラインゲームでの使い過ぎ防止、カード情報漏えいのリスクヘッジなどを目的に、ネット限定のバーチャルプリペイドカードに対するニーズも増加しています。本サービスを利用すれば、カード会員に多様な選択肢を提供できるようになります。

株式会社マネーパートナーズ

外貨サービス営業部長・村瀬真氏

株式会社マネーパートナーズは2005年、北辰商品株式会社の外国為替事業部がMBOで経営権を取得して設立されました。外国為替証拠金取引やCFD、有価証券買付けなどを行い、FXでは100通貨単位より取引可能なサービスを提供しています。また、持ち株会社である株式会社マネーパートナーズグループが2013年に東京証券取引所市場第一部へ株式上場(証券コード8732)しており、植林活動などを行うNGO「オイスカ」による、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。 [事業内容] 金融商品取引法に基づく外国為替証拠金取引/有価証券関連業務/外国通貨の売買/売買の媒介/取り次ぎ、代理/金融商品取引業/商品先物取引業

FX専業会社として初のブランドライセンス取得、その戦略的な意味

海外決済の手数料を大きく変える、マネーパートナーズのブランドプリペイドカード
「マネパカード」

今回サービスをスタートさせた「マネパカード」は、カードにチャージした通貨を、海外で現地通貨としてATMから引き出したり、Mastercard加盟店での買い物や支払いに使ったりすることができます。これはシステムの中で両替するコンバージョン機能、いわゆる外為機能を利用しており、FX事業の延長線上にあるビジネスと捉えています。つまり弊社の得意分野です。クレジットカードのように、メガバンクや大手金融機関がマーケットの大部分を占める中で、新たにシェアを獲得することは難しいと思いますが、このフィールドであればマネーパートナーズの強みを十分に生かせるとの思惑がありました。また、日本では海外旅行でプリペイドカードを利用する方はまだ少数派です。「マネパカード」を通じて魅力的なサービスを提供することで、お客さまにとって海外決済の選択肢が広がり、マーケットも成長していく。そうした流れを作っていきたいと思います。

マネパカードに求められる役割

「マネパカード」をビジネスとして捉えた場合、その目的は大きく二つあります。一つは為替手数料収入。米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドル、日本円のマルチカレンシーに対応する「マネパカード」は、自社のコンバージョン機能で両替するため、手数料コストは一般的なクレジットカードの約半分と、非常に高い競争力を持たせることができました。また、将来的には新しいサービスを充実させ、「マネパカード」を起点とする収益モデルの多角化も視野に入れています。もう一つは、マネーパートナーズの知名度の向上です。ブランドイメージの向上といってもいいかもしれません。銀行などの金融機関と比較した場合、FX事業会社へのイメージや知名度は、まだ高いとはいえません。「マネパカード」は既存顧客だけに付加価値を提供するだけのものではなく、海外旅行を快適にするカードとして広く一般の方々に利用していただき、マネーパートナーズを知っていただくための入り口と考えています。 例えば、FXの新商品を出したとしても、FX専門誌に記事が取り上げられるだけで、一般の方には届きません。しかし、ブランドのプリペイドカードサービスであれば、カード業界紙はもちろん、一般の経済紙などでも取り上げられ、マネーパートナーズという会社を広く知ってもらうことができるのです。これは長期的な経営戦略としては、とても価値のあることだと思います。

システム構築についての課題とTISを選択した理由

実は5年前から新事業(ブランドカード)の構想はありました。FX専業の事業規模でプリンシパルのライセンスを取得することは難しいと考えていたので、まずアフィリエイトとしてのライセンス取得を目指すことになります。実際にカード会社と協力して話を進めましたが、当時はライセンスの取得に至りませんでした。このブランドライセンスの取得は、その後の大きな課題となりましたが、2年後に無事に取得することができました。そして本格的に新規事業を進めることになります。「マネパカード」のシステムは複雑なFXのシステムと比べてシンプルなため、その点はあまり心配していませんでした。従って、ソリューション構築をどこに頼むかのポイントは、ブランドへの対応に関する経験やノウハウが重視されました。 また、カード利用システムと運用に関するインフラはFX事業にはまったくなかったもので、こちらも選定の基準となり、この2点を軸に検討を重ねた結果、ほぼ満場一致で選択されたのがTISでした。今回の決定はトップダウンではなく、現場中心で進められました。実績、導入コスト、導入スピードが高評価であっただけでなく、それ以上にプレゼンや資料、説明や対応にビジネスパートナーとしての安心感があり、一緒に新事業を立ち上げるという姿勢を強く感じられた点が大きな理由でした。実は個人的には以前からTISのことはよく知っていました。実際、大手のカード会社でTISとの接点がないところはないと思います。今回の候補の中には、ほかにもプリペイドカードで実績を持つカード会社が含まれていたのですが、これだけの高評価であれば、TISという選択は当然の結果だったと思います。

品質とコストの両立を実現するブランドプリペイドプロセッシングサービス

「マネパカード」で提供したいサービスの内容は決まっていたので、実際の進行はスムーズでした。それまで私がTISに対して抱いていたイメージは、品質の高いシステムを相応のコストで提供する、というものでした。今回採用したブランドプリペイドプロセッシングサービスでは、サービス化されたシステムを採用しており、それを効果的に利用することで、高い品質でありながらコスト面でも非常に満足できました。また、それ以上に感心したのは、現場とのコミュニケーションや、課題や問題への対応ぶりでした。業務を委託しているというより、一緒になって作り上げている感じとでもいうのでしょうか。さまざまな課題に対し、「ではこうしたらどうでしょう」と、状況を踏まえた的確な提案をはじめ、事務的に仕事をこなすビジネスライクな対応とは違う、非常に心強い対応をしていただいたと思います。ライセンスを提供するブランド側の担当者までが、TISの対応や知識に対して、とても高く評価をしていたことが印象的であり、また、そのことがTISを選んだ私たちの選択の正しさを裏付けていると思います。

「マネパカード」でつながる、お客さまとマネーパートナーズ

最初にFX事業の延長線上にあるビジネスと言いましたが、私たちは「マネパカード」を、それと関連付けて口座を増やすためだけのサービスとは考えていません。新たなカードサービスの軸として、既存のお客さま(24万口座)以上に、今まで接点のなかったお客さまへ広めていきたいと思っています。為替手数料を低く抑えられるマネーパートナーズならではの強みを提供し、シーンごとのカードの使い分けを提案していくことが基本方針です。もともと今回の「マネパカード」のサービス開始には、「外国為替で社会に貢献したい」というテーマが根底にあります。もちろんビジネスとして利益も追求しますが、この考えに偽りはなく、そのために既存のお客さまよりも、広く一般に向けて新しいマーケットを切り出していきたいと考えています。

取材日/

PAYCIERGE(ペイシェルジュ)のソリューション

ブランドプリペイドプロセッシングサービス

ブランドプリペイドプロセッシングサービス

ブランドプリペイドプロセッシングサービスは、ブランドプリペイドカードの発行・運営に必要なサービスをワンストップで提供するサービスです。ブランド付きのプリペイドカードに対する需要が高まっている背景には、法改正によるクレジットマーケットの冷え込みや海外渡航者の増加があります。また、ネット通販やオンラインゲームでの使い過ぎ防止、カード情報漏えいのリスクヘッジなどを目的に、ネット限定のバーチャルプリペイドカードに対するニーズも増加しています。本サービスを利用すれば、カード会員に多様な選択肢を提供できるようになります。