コラム Column

待望のSuica対応でますます便利に
スマートウォッチ「wena 3」の魅力に迫る

ハードウェアとソフトウェアを独自開発して低消費電力を実現

便利なスマートウォッチでも、バッテリー稼働時間が短く、頻繁に充電が必要だと魅力は半減する。wena 3の連続稼働時間は約1週間(※)。小型ながらも、コマのパーツより大きなバックル部分にバッテリーも入れることで、従来モデルよりバッテリー容量は大きくなり、使い方によっては10日間前後利用できるという。

※画面デザインを「ノーマル」に設定し、常時スマートフォンと接続状態、心拍センサー常時オン、1日あたりの画面点灯時間30分、輝度5の場合

 長時間稼働を可能にしているのは、超省電力チップと独自OSだ。OSからソフトウェア、ハードウェアまで一貫して開発することで、省電力の調整が容易にでき、高いスタミナにつながっている。

 「wenaシリーズは、省電力を実現できる部品を自分たちで1つ1つ選定しています。スペックでは他のスマートウォッチに及ばないところもあるかもしれませんが、望む機能を十分利用でき、かつオーバースペックにならない部品を選定し、バッテリー持ちを最大化しています」(對馬氏)

 大きく表現力が豊かになったディスプレイでも、省電力を意識している。16階調のグレースケールで表示しているが、「白を多用すると表示輝度が上がって電力を消費しがちになるので、できるだけ黒の非点灯部分が多くなるようにしながらも、各機能が一目で分かるようなUIを目指しました」とwena事業室の鎌田秀和氏は話す。

 UIは社外のデザイン会社の手も借りて一緒に作り込んだ。さまざまな機能にできるだけ少ない動作でアクセスできることを重視しながら、一覧性が高くシンプルなUIを設計した。

ソニー株式会社-鎌田秀和氏

健康管理に役立つ機能も進化

wena 3ではフィットネス機能も充実している。歩数や消費カロリーに加え、最大酸素摂取量(VO2 Max)や4段階の眠りの深さ、ストレスレベルやエネルギー残量(Body Energy)も計測できるようになった。

 一般的にはVO2 Maxを計測するには激しい運動を必要とするが、wena 3はソニー独自のアルゴリズムにより、歩行時の心拍数の上がり具合からVO2 Maxを推定。年代と性別に合わせて7段階で体力の状態を確認できる。

 心拍数は「デュアル光学式心拍センサー」を用いてより正確に計測できるという。光学式心拍センサーは手首に緑色LEDを照射し、血流によって変化するヘモグロビン量を計測することで心拍数を算出する。しかし、手首や指の動きの影響を受けてノイズが発生することがある。 wena 3は赤色LEDが筋肉の動きをキャッチし、そのデータを緑色LEDでキャッチしたデータから除去することで、正確な値を計測する。

心拍数-計測

 

「wena 3は今のところ、ハードなスポーツ時に使っていただくような製品にはなっていませんが、rubberモデルは時計本体を簡単に取り外すことができ、スマートバンドのように使うことができます」(對馬氏)

スマートバンド

 

Amazonの「Alexa」も搭載し、wena 3のボタンを押して話しかけるだけでさまざまな情報の確認や家電のコントロールが可能だ。スマートロックの「Qrio Lock」、紛失防止機能の「MAMORIO Inside」にも対応し、スマートフォンを取り出さずにQrio Lockの解施錠ができる。万が一wena 3を紛失した場合、MAMORIOの機能でどこにあるかを確認できる。