コラム Column

TOYOTA Walletとドコモ・バイクシェアの協業で何が起きるのか。モビリティのリーディングカンパニーが提供する新たなユーザー体験とは

●利用者の拡大を図り、必要なタイミングに最適なサービスの提供を目指す

──TOYOTA Walletとドコモ・バイクシェア、2つのサービスが生み出すシナジーについてよくわかりました。今後、お二人はサービスを通してどのような展望を持たれているのでしょうか。

澤田氏:将来の話ではありますが、さらに多くのサービスや決済手段をTOYOTA Walletに搭載し、日常的に使っていただけるようにしていきたいですね。利用者が増えるとお客様のデータも増えますから、お客様が必要としているサービスを最適なタイミングでご提案できるようになります。

清水氏:まさに澤田さんがおっしゃったように、お客様が必要なタイミングにドコモ・バイクシェアの利用を促す通知がされるようになれば便利ですよね。TOYOTA Walletのお客様にもドコモ・バイクシェアって便利だなと思っていただきたいですし、期待を裏切らないようにサービスを向上させたいと思います。

●両サービスを裏側で支える「Widget配信プラットフォームサービス」とは

TOYOTA Walletとドコモ・バイクシェアの協業をスーパーアプリの基盤で支えるのが、TISの提供する「Widget配信プラットフォームサービス」だ。Widget配信プラットフォームサービスは、1つのアプリの中で店舗予約や決済など日常生活のさまざまな場面でサービスを提供したいスーパーアプリ事業者と、そのスーパーアプリ上でサービスを展開させたいミニアプリ事業者をつなぐプラットフォームである。

また、事業者にとっては、これまでTISが培ってきたスーパーアプリ事業者とミニアプリ事業者をつなぐ事業者間の連携の知見を得られるほか、ミニアプリ事業者とスーパーアプリ事業者の交渉にTISが参加することで提携までの流れがスムーズに進むというメリットもある。

Widget配信プラットフォーム

トヨタファイナンシャルサービスは、TISの決済領域における実績や開発力に加えTISが全国で行っている決済を軸としたMaaS関連の取り組みを高く評価しており、「今後、お互いの知見を共有できれば、大きな気付きが得られるのでは」と期待を寄せている。

またドコモ・バイクシェアは、連携のためのAPIを用意しているものの、アプリを開発する難易度が高いという課題を抱えていた。この課題がTISのWidget配信プラットフォームで解決できた点を高く評価しているという。

トヨタが提供する決済アプリ「TOYOTA Wallet」と、自転車のシェアリングサービス「ドコモ・バイクシェア」。TISのWidget配信プラットフォームがスーパーアプリの基盤で両サービスの協業を裏側から支えることで、新たなユーザー体験が世の中に広がりつつある。

様々なサービスがシームレスにつながり、「移動がより自由になり、日々の生活が便利に、楽しくなる社会」が訪れる日もそう遠くはなさそうだ。

<注釈>
※1 参考:「キャッシュレスの現状及び意義」(経済産業省発表)より
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/cashless/image_pdf_movie/about_cashless.pdf
※2 Connected(コネクティッド)、Autonomous/Automated(自動化)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化)などの技術革新

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