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スーパーアプリによるWEBビジネスチャンス拡大手法を徹底解説~ユーザーとの接点を最大化するDX、ミニアプリ戦略とは?~

●日本でのスーパーアプリ・ミニアプリの状況

スマホの上に様々なサービス

冒頭でお伝えしましたが、中国ではスーパーアプリが『Alipay』、『WeChat』に二極化しています。これは市場の特殊性や開発力、タイミングが要因となっているといわれています。
現在、黎明期といえる日本ではスーパーアプリ構想を展開する企業が、通信キャリアや電子決済系など大手を中心に複数社あらわれています。これらの動きに加えて、日本では複数のポイントカードやクレジットカードを使い分ける文化が根付いていることもあり、多極化が予想されています。

スーパーアプリ戦略を公表している事業者

このような背景もあり、ユーザー数の多い『LINE』やQR決済で人気の『PayPay』の今後の動きが注目されています。ポイントとなるのは、例えば、コミュニケーションツール『LINE』でも、自社で決済機能を有していることです。スーパーアプリ・ミニアプリの大きなメリットの一つが決済機能です。そのため、今後は、銀行など金融関係の参入が増えていくと予測されています。

このように、日本国内ではスーパーアプリに参入する事業者が増え、多極化の様相を呈しています。この状況に対応するためにスタートしたのが、TISの決済ソリューションPAYCIERGEが提供する『Widget配信プラットフォームサービス』です。複数のスーパーアプリ事業者とミニアプリ事業者とをつなぐプラットフォームで、ミニアプリを「Widget」として、事業者は一つの資材で複数のスーパーアプリに参画できるメリットが得られるサービスになっています。

●スムーズにユーザーにサービスを届けられる

AIDAでみるスーパーアプリ

これまで、インターネット上の商圏では、自社WEBサイト(ホームページ)が中心的な役割を担っていました。ユーザーはWEBブラウザを使い、やりたいことを「WEB検索」して、ネットサーフィンをして目的のサービスや商品へとたどり着き、そこから購入・購買行動へと至るフローが主流でした。

企業は、WEBサイトでユーザーに自社のサービスを利用してもらうために、多額の費用を投じてSEO対策やWEB広告を実施し、サービス認知施策を進める必要がありました。また、ユーザーは会員登録や決済情報の登録が面倒であり、これが利用開始前の大きなハードルになっていたのです。

ところが、ミニアプリでスーパーアプリ市場に参入することで、企業はすでに会員登録などを終えているスーパーアプリのユーザーに直接アプローチできるようになりました。ユーザーは面倒な事前登録をすることなく、スムーズに新たなサービスを利用することができ、双方にメリットが生じました。その結果、ユーザーは新たにやりたいことを「WEB検索」ではなく、スーパーアプリ内の「検索」で探すことが増え、マーケティングの導線がネットサーフィンからスーパーアプリ内のアクションへと変化をはじめているのです。

スーパーアプリへと登録を済ませているユーザー層は、事前にセグメントされている状況のため、ミニアプリ事業者はより積極的にマーケティング活動ができるようになったのです。

TISの『Widget配信プラットフォームサービス』は、一つの資材から複数のスーパーアプリを利用できるため、多様な視点からプロモーションを計画し、より正確なアプローチができる強みを持っています。