●ネイティブアプリを展開する上での注意点
ユーザーとの接点を作る導線として、「App Store」や「Google Play」でアプリを開発し、リリースすることは、現時点でも有力な手法の一つといえます。しかし、現在はアプリ間の競争が激化しています。くわえて、ユーザーは日常生活で使用するアプリを一通り揃えると、新しいアプリを探さなくなることがわかっており、認知獲得が大きな「壁」になっている状況です。
つまり、多額の開発費を投入して開発したアプリを「App Store」や「Google Play」で公開し、ユーザーの認知を得て、同種カテゴリのアプリとの競争を勝ち抜くには、プロモーション等の費用や大きな労力が必要になることを考慮に入れておく必要があるのです。
OSのバージョンアップに伴うメンテナンスや更新、運用にもコストがかかります。他に存在しないオンリーワンのサービスを展開する上ではネイティブアプリ戦略は魅力的ですが、WEBビジネス展開の一つとしては一考を要するものであるといわざるを得ません。
●スーパーアプリ・ミニアプリがもたらすメリット
スーパーアプリ上で動作するミニアプリはWebViewベースで動作する軽量なアプリケーションです。現在、WEBアプリを展開している企業は、その資材を流用して開発することができ、導入コストを抑えられるのがメリットの一つです。
ネイティブアプリに比べて参入障壁が低いのもメリットだといえるでしょう。今、黎明期の日本では、スーパーアプリ提供企業側から見ると、ミニアプリによって新機能やサービスが増えることはポジティブなポイントであることから、プロモーションの波に乗りやすい状況となっているためです。
また、スーパーアプリでは、ユーザーは事前登録を既に済ませているため、利用状況等から、優先的にレコメンド、マッチングをすることができるため、ストアからネイティブアプリをリリースするよりも効率よく自社サービスに合うユーザーにアプローチできることも見逃せません。ユーザー側からすると、自分に必要なものを短時間で見つけられるため、スーパーアプリは双方にとって「利」のある場になっているといえます。
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