freee株式会社(freee finance lab)様

PAYCIERGE(ペイシェルジュ)ソリューション お客さまの声

クラウド会計と連携した一般的な法人カードの約10倍の限度額のビジネスカードで、スモールビジネスを強力に支援!

freee株式会社(freee finance lab)様

クラウド会計ソフト「freee会計」と連携した、新しいビジネスカード「freeeカード Unlimited」の提供を開始しました。ブランドプリペイドプロセッシングを応用したこの新しいクレジットカードは、「独自の与信による一般的なビジネスカードの約10倍の限度額」と「カード利用/会計処理のワンストップ対応」で、中小企業やスタートアップを支援します。今回はプロダクトマネージャーの内山様にビジネスの背景から導入、今後の展望までお話を伺いました。

PAYCIERGE(ペイシェルジュ)のソリューション

ブランドプリペイドプロセッシングサービス

ブランドプリペイドプロセッシングサービス

ブランドプリペイドプロセッシングサービスは、ブランドプリペイドカードの発行・運営に必要なサービスをワンストップで提供するサービスです。ブランド付きのプリペイドカードに対する需要が高まっている背景には、法改正によるクレジットマーケットの冷え込みや海外渡航者の増加があります。また、ネット通販やオンラインゲームでの使い過ぎ防止、カード情報漏えいのリスクヘッジなどを目的に、ネット限定のバーチャルプリペイドカードに対するニーズも増加しています。本サービスを利用すれば、カード会員に多様な選択肢を提供できるようになります。

freee株式会社(freee finance lab)

カードイメージ

カードイメージ

freee株式会社は、クラウド会計ソフト「freee会計」と連携した、新しいビジネスカード「freeeカード Unlimited」の提供を開始しました。ブランドプリペイドプロセッシングを応用したこの新しいクレジットカードは、「独自の与信による一般的なビジネスカードの約10倍の限度額」と「カード利用/会計処理のワンストップ対応」で、中小企業やスタートアップを支援します。

本社  :141-0031 東京都品川区西五反田2-8-1 五反田ファーストビル9F
設立  :2012年7月
代表  :佐々木 大輔
資本金 :24,151百万円(2021年6月現在)
事業内容:スモールビジネスの各成長段階をサポートするサービスの提供
https://www.freee.co.jp

ビジネスの背景

数多くある”カード払い”ニーズに対して、応えられるカードがない。

 「創業したばかりだから」「まだ黒字化していないから」という理由で、十分な与信や限度額を得られない中小企業やスタートアップが多数あります。今の時代、事業を成長させる上で”クラウドシステム利用料”や”Web広告費”の支払いなど、数多くの”カード払い”ニーズがあるにもかかわらず、これまでそうした企業に十分な融資限度額を与える「ビジネスクレジットカード」はありませんでした。それなら私たちで「新しいビジネスクレジットカード」を作れば、中小企業やスタートアップを資金面からも支援できるのではないかと考えました。それが「freeeカード Unlimited」です。
会計などのERPサービスを提供する私たちfreeeには、会計ソフトを通じて企業の会計情報が集まってきます。そのため、freeeならこの正確な会計情報を与信判断に利用することで、金融機関の融資限度額よりも高い融資限度額を設定できます。また、一般にクレジットカードの利用明細が会計ソフトに連携されるのは利用の翌月以降になりますが、私たちのような会計報告を担う会社がカードを発行すれば、カードの利用からその会計処理までを数日以内にワンストップで行えます。「freeeカード Unlimited」は、「独自の与信による一般的なビジネスクレジットカードよりも高い限度額(従来の約10倍)」と「カード利用/会計処理のワンストップ対応」で、中小企業やスタートアップを支援する「ビジネスクレジットカード」を目指しました。

サービスコンセプトと課題

カードの限度額を決める”与信”と”システム運用”を自社で行う。

 「freeeカード Unlimited」導入には二つの課題がありました。一つは限度額を決めるための”与信”や”システム運用”を自分たちで行うことです。「freeeカード Unlimited」の初期ターゲットは、新規上場を目指すような中小企業やスタートアップです。彼らには限度額に対しての要望があり、また新規上場を目指す以上、正確な会計処理が求められます。そのニーズは「freeeカード Unlimited」のメリットに合致します。私たちでカードの限度額を決めることができれば、決算書が存在しない創業したばかりのスタートアップへの高額与信も可能です。freeeが独自に開発した与信モデルを実装し、自動的にモニタリングすることで、一般的なビジネスクレジットカードより10倍以上高い限度額も設定できるようになります。企業のニーズに合った限度額を提供できるのです。もう一つは、それを実現するために「決済システムの開発を任せられるパートナー企業」を見つけることでした。
実は私が2020年にfreeeに入社してプロジェクトに加わった時は、パートナー企業については白紙でした。クレジットカードシステムの開発では「自社の決済システムと国際ブランドのシステムをつなげる」ことが重要な課題になります。自社で行うことも選択肢に考えていましたが、やはりそこには金融やカード独自の高い専門性が求められ、長い開発期間が必要になります。サービス立ち上げのスピードを重視する中で社内のリソース的にも難しいと判断し、決済システムは外部パートナーに任せることにしてTISにお願いすることになりました。おかげさまでブランドとの交渉もシステム的な接続も問題なく進み、「freeeカード Unlimited」を軌道に乗せることができました。

TISを選んだ理由

実績と安心感と技術を備えたプロセッシングサービス。

 私は大手カード会社をはじめ、複数のカード会社でクレジットカードに携わってきました。その経験から自社だけでこのプロジェクトを完遂することは難しいと感じ、すぐに決済システムの開発を任せられるパートナー選びに取り掛かりました。5〜6社に相談して話を聞きましたが、そのひとつがTISです。TISはすでにカード業界で多くの実績があり、クレジットカードのノウハウはもちろん、国際ブランドにも強いコネクションを持っていたので、ここなら私たちに必要な決済システムを提供してくれるという期待はありました。もともとTISは銀行や金融機関で多くのプロセッシングを担っており、そこで培われた技術やノウハウは、他に検討していたところよりも頭一つ抜けていました。むしろ多くの大手銀行や大企業を相手にするTISと、我々の「freeeカード Unlimited」のようなまだうまくいくかどうかも分からないプロジェクトが費用面で折り合うのか?という方が心配でした。しかしTISは当社の事情や計画をよく理解してくれて、ビジネス面(費用面)でとても良い条件を出してくれました。
また、エンジニアの視点から見ると、TISが大企業ゆえの技術面の心配もありました。大手銀行のAPIを利用する場合、既存のシステムとの整合性を取るために古い型の技術を使うことも少なくないからです。しかし、今回「ブランドプリペイドプロセッシングサービス」の仕様を聞くと、最新のAPI技術が採用されていました。もともと実績は十分で、費用面でも素晴らしい提案をいただけました。そしてエンジニアリングも最新です。そのすべてが決め手になり、TISに「freeeカード Unlimitedの決済システム開発を任せるパートナー」として協力していただくことになりました。導入期間や作業のスケジュールについても満足しています。TISのサービスはその導入スケジュールが確立されていたので、何も心配はありませんでした。おそらくTISとすればもっと早くやろうと思えば早くできたんじゃないでしょうか。むしろ我々の方でスケジュールが流動的に変わることが多く、その時々で判断が変わりスケジュールを変更することが多かった。TISはそういった変更に対してもこちらに合わせて動いてくれたので、とても助かりました。さまざまな点を他の企業と比較した結果、TISはすべてにおいて満遍なく高得点が出ていましたね。

今後の展望

中小企業やスタートアップの”不公平”を解消したい。

 「freeeカード Unlimited」は、まだまだ生まれたばかりのカードです。これから経費精算といった「従業員向けの機能」や、「モバイルカードへの対応」なども検討していきたいと思っています。TISがAPIで準備している機能もまだほんの一部しか使っていませんので、今後の「freeeカード Unlimited」の新しいサービスにもご期待ください。そしてこのビジネスクレジットカードで、中小企業やスタートアップのビジネスの成長をサポートしたい。中小企業やスタートアップは融資限度額や融資の条件、金利などで不公平を被っていることが多いので、それを解消していきたい。freeeも事業を始めた頃にそういう経験をしてきたので、やはり応援したいと思います。そして、その不公平を解消する手段としてあるのが、「freeeカード Unlimited」なのです。

お客様の声

freee株式会社

freee finance lab株式会社
プロダクトマネージャー

内山 祥平氏

TISの金融システムにおける実績や業界での立ち位置、それらから感じる安定感で、終始安心して仕事をすることができました。今回のプロジェクトで、スケジュールがかなり流動的になった時にも柔軟に対応していただけました。それに甘えるわけではありませんが、どんな要望に対しても柔軟に対応してくれる雰囲気があり、実際に対応してくれてしまいます(笑)。システム開発にはさまざまな変更があることを理解して丁寧にサポートしてくれる柔軟さに感謝しています。

取材日/

PAYCIERGE(ペイシェルジュ)のソリューション

ブランドプリペイドプロセッシングサービス

ブランドプリペイドプロセッシングサービス

ブランドプリペイドプロセッシングサービスは、ブランドプリペイドカードの発行・運営に必要なサービスをワンストップで提供するサービスです。ブランド付きのプリペイドカードに対する需要が高まっている背景には、法改正によるクレジットマーケットの冷え込みや海外渡航者の増加があります。また、ネット通販やオンラインゲームでの使い過ぎ防止、カード情報漏えいのリスクヘッジなどを目的に、ネット限定のバーチャルプリペイドカードに対するニーズも増加しています。本サービスを利用すれば、カード会員に多様な選択肢を提供できるようになります。