前回のまとめ
駅前のファッションビルで「BNPL」を利用し、たくさんの買い物をしたキャッシー。
打ち合わせ中の決済博士とTISの小宮山さんに出会い、「BNPL」についていろいろと教えてもらった。
「今買って、後で払う」 新しい後払い決済BNPL”Buy Now Pay Later”(API型BNPLサービス1/2)
キャッシーもカフェに合流し、「BNPL」について小宮山さんから詳しい話を聞くことに…
そもそもなぜ多くのお店やECサイトがBNPLサービスの導入を検討しているかと言うと、お客さんに欲しいものをすぐに購入できる機会を持ってもらえるからなんです
先ほどはキャッシーのような学生を例に出しましたが、フリーランスの人や、クレジットカードが作りづらいと言われている人でも、BNPLサービスを使えば”後払い”が気軽に利用できるようになる
使いすぎの懸念から、クレジットカードをあえて利用しない人たちへの決済手段としても有効なんだ。
BNPLは今までクレジットカードが取りこぼしていたマーケットにアプローチできて、購入機会を与えられるようになる新しい”後払い”サービスなんです
私のような学生以外の人でも、お買い物の時にあったら嬉しいサービスってことですね
その通り!もちろん提供する側にとってもメリットはたくさんあって、
BNPLサービス事業者はこの新しい金融サービスで手数料や金利など新たな収益を得ることができるし、
既にクレジットカードを提供している金融事業者も、BNPLサービスを新たに始めることで取りこぼしていたマーケットにアプローチできるようになります
さらに、決済時の面倒な前払いやチャージが不要になれば、自社や加盟店での利用機会が増え、全体として取扱高の拡大も見込めるようになるんです
なるほど、提供する側の人も含めていろんな人にとって嬉しいサービスなんですね!
しかし、いざBNPLサービス事業者が事業を始めようと検討すると、課題も見えてきます
課題は大きく3つあると思います。
1つ目はシステム開発にかかる費用の問題
2つ目は金融サービスのノウハウを持たずに新たに金融サービスを始めることへの不安
そして3つ目はサービスを始めるまでにかかる時間です。
立ち上げまでに何年もかかっていたら、その間にライバルに差をつけられてしまいますからね
簡単に導入できると言っても、けっこう課題があるんですね〜
実はそれらを解決してくれるサービスがあるんじゃよ、キャッシー
そうなの!?
ああ。その課題を解決するのが、小宮山さんのTISでの仕事なんだ
すごーい!!
博士、アシストをありがとうございます(笑)
TISには、BNPLの基幹システムを低コストで簡単に利用できる、API型と呼ばれるBNPLサービスがあるんです。必要な機能を自社のシステムやアプリに接続するだけで使えるようになるから、難しく費用のかかるシステム構築が不要で、導入までの時間もかなり短い
TISはクレジット領域での経験が豊富だから、最後まで責任を持って対応させていただきます(笑)
あ、営業マンの顔になってる(笑)
実際、この4月に成人年齢が20歳から18歳に引き下げられたこともあって、多くの金融事業者は、若年層にどうしたら利用してもらえるかにとても注力しているんです
じゃあ、BNPLサービスは今度大学生になる私の妹も使えるのかぁ。どんどん使いやすくなるね
そうじゃな。BNPLは、これまでの”後払い”に満足していなかった層にアプローチができる新しい決済手段じゃ。やり方によってはいろいろな可能性が広がる。なかなか面白そうな話じゃな
キャッシーが使っている決済ができるスマホアプリをはじめ、いろいろなサービスやプリペイドカードが、BNPLで”後払い”できるようにアップデートされていくだろう
アップデート…、デート…、あ、大変! デートの約束忘れてた!
博士、またね! 小宮山さん、失礼します!
あんなに荷物を抱えたままデートに行くのか…
登場人物紹介
与那嶺 淳(あだ名:決済博士)
大学では長年にわたり商学部の教授を務め、
昨今話題のDX技術や新しい決済の仕組みをずいぶん早くから講義の中で解説しており
学生には”決済博士”として慕われていたが昨年退職。
悠々自適な生活を送りつつも隣に住むキャッシーを気にかけている。
木山 祥子 (あだ名:キャッシー )
サークルやバイトに毎日忙しい元気印の大学生。
レジのアルバイトでいろいろな支払い方法があることを知り、
最近お金や決済に興味を持ち始めた。
小宮山 大輔
BNPLのプロフェッショナル。
詳細はコチラ
※この記事が参考になった!面白かった! と思った方は是非「シェア」ボタンを押してください。