コラム Column

多様化する企業価値

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 近年、企業価値や企業価値を意識した経営が注目されています。その中でも、「ESG投資」「SDGs」というキーワードが話題になっています。企業は単に、金融資本の価値を増やせばよいということではなく、環境・社会・ガバナンスといった非財務情報を企業評価に取り入れようとする動きが急速に拡大しています。

新時代の企業評価へのヒントとすべく、以下の2つに絞ってご紹介したいと思います。
①事業性評価、ESG評価、より重要になる【将来の企業価値】の見える化
②TISが進める、高度なAIを用いた経営管理への技術適用

企業価値の判断基準が変わる

 近年、大きな外部環境変化が続き、取引先との関係性や企業価値のあり方に変化が求められてきています。
取引先企業評価・自社企業価値向上・将来価値算定に対して、財務評価だけではなく事業性評価・ESG評価・株式評価・将来期待値評価など、非財務評価による多様性が企業価値創造への糸口となってきています。また、日本企業の海外進出に伴い、財務評価であっても外国語の決算書や国際会計基準(IFRS)に準拠した決算書に基づき企業企業分析をする必要があります。

■伝統的な企業・個人事業主に対する価値評価の深堀イメージ図

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 TISでは、革新的なテクノロジーを活用し、財務・税務や、有価証券報告書・統合報告書など、確実性の担保されたあらゆる開示情報に加え、非財務評価の測定を可能とする正規化標準化データや評価機関別充足度を見える化することで、可読性を高め属人性から脱却し、データファーストなデジタルトランスフォーメーションをご支援します。
 業界に先駆けた機能的なニーズに先進的に取り組むことで、伝統的なBtoBビジネスに革新的な要素を具備することを率先して推進し、あらゆる外部環境に耐えうる円滑な企業活動推進に社会的金融包摂をもたらすべく、技術革新を最大活用していきます。

■目的に応じたデータソースの確保と高度化への行動様式転換イメージ図

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高度なAIを利用し事業を最適化

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で非対面の業務遂行が求められています。TISは、非対面業務の効率化と業務プロセスの自動化の実現したソリューションとして「SCORE LINK」を提供しています。
 「SCORE LINK」は、あらゆる決算関連帳票を自動登録し、即座に企業審査を行うことが可能です。また、伝統的な企業評価に対する自動化を実現するとともに、さまざまな会計基準で作成された決算書情報を画一的に分析、企業の「資金繰り」「粉飾チェック」「同業他社比較」などの経営分析まで実現可能です。

■SCORE LINK 概要図

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 最新技術の適用事例としては、TIS独自特許を取得した画像認識AIを金融機関の事務領域に適用し、業務の生産性を2倍以上に高め、国際会計基準解読など高度金融知財を可視化することで、ルールベース業務への構造転換を実現しました。総合的技術適用が、金融機関個別最適から中小企業向け業界横断全体最適に向けた伝統的プロセスを解体させることに繋がり、自然言語AIが、業界標準が定まらないESG 評価の自主点検を実現させるなど、経営管理への技術適用を弊社のベストプラクティスと最適化シナリオに基づき、ご提供することができています。

 長年皆様からのご意見やご要望をいただき、弛まぬ改善と創造活動により、私自身が日々サービスの成長に挑戦することができています。それがこれらのサービスをご提供する機会に繋がり、また多くのフィードバックを頂戴しておりますことを感謝申し上げます。
今後も皆様に寄り添える「最適なサービスの引き続きの提供」に向けて、多くのステークホルダーの方々と共に、課題発見解決型・未来創造型での取り組みを追求し続けて参りたく、是非忌憚のないご意見、フィードバックを宜しくお願い致します。必ず、皆様へお応えしていきます。

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