前回のまとめ
TISの岩崎さんがショッピングモールを訪れると、決済博士が欲しがっていた品物を偶然発見。
これを聞いたキャッシーが、「ショッピングモールはスーパーアプリと似ている」と指摘。
スーパーアプリの成り立ち
‐決済博士の気になるコラム-第21回
前回に続き、スーパーアプリの話題で盛り上がっている3人。

それにしてもキャッシー、「ショッピングモールとスーパーアプリが似ている」とは言い得て妙だったね

えへへ、普段褒められないから嬉しいです

あのショッピングモールは大きな映画館も入っていて、このあたりでは一番人気の「スーパーアプリ」と言えそうじゃな

岩崎さん、日本で人気のあるスーパーアプリにはどんなのがあるんですか?

LINEやPayPay、携帯キャリアのアプリなどが広く知られ、よく使われているスーパーアプリといえるね

日本のスーパーアプリは主たる用途に応じてさまざまなタイプに分かれるんだ。これまでばらばらに存在していたWebやアプリで提供していた自社サービスをひとつのアプリにまとめることから始まるケースや、自社の主力サービスに親和性の高いサービスを巻き込んでいくケースなど、日本のスーパーアプリは成り立ちもそれぞれ違うよ

ミニアプリって、今はどんなのが人気なんですか?

そうだな… これからニーズが高まりそうなのは、ポイントを利⽤した投資や少額投資ができる金融サービス系のミニアプリかな。レジャー関連のミニアプリも注目されているね。デリバリーやテイクアウトなど飲食に関連したサービスではすでに利用が広がっているけど、旅行先のテーマパークやイベントのチケット手配も今後人気が出るだろうね

あとはデジタルコンテンツ系のミニアプリも注目だね。いろいろなデジタルコンテンツがひとつの「会員ID」、「決済ID」で使えれば便利だよね

なんだかワクワクしてきますね!

本当に(笑)。⽇本のスーパーアプリは、さまざまな利用データを得ながら成長を続けているんだよ。
スーパーアプリが広く普及すれば、ユーザーはいろいろなサービスを”より簡単に”、”より素早く”利用できるようになる

だから私たちTISも企業にスーパーアプリという考え方を広め、そこに必要なエコシステムを提供することで「日本のスーパーアプリ」を盛り上げていきたいと思っているんだ

すごい! 期待しています!

それはそうとキャッシー、課題は済んだのか?

えっと…これからの私に期待して!

はやく成長してほしいわい(笑)
p>登場人物紹介
与那嶺 淳(あだ名:決済博士)
大学では長年にわたり商学部の教授を務め、
昨今話題のDX技術や新しい決済の仕組みをずいぶん早くから講義の中で解説しており
学生には”決済博士”として慕われていたが昨年退職。
悠々自適な生活を送りつつも隣に住むキャッシーを気にかけている。
木山 祥子 (あだ名:キャッシー )
サークルやバイトに毎日忙しい元気印の大学生。
レジのアルバイトでいろいろな支払い方法があることを知り、
最近お金や決済に興味を持ち始めた。
岩崎 貴司
スーパーアプリ・ミニアプリのプロフェッショナル。
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