給与デジタル払いのこれから (給与デジタル払い4/4)‐決済博士の気になるコラム-第15回

本当、美味しいですねぇ～

ええ、頭の回転が良くなりますからね!

さ、元気をチャージしたところで、銀行口座がどうなるかという｢難しい話｣をしましょうか

｢給与デジタル払い｣が進むと銀行口座は必要ないように感じるかもしれませんが、決してそんなことはありません

銀行口座の役割は、お給料をもらうだけではないからです。例えば、公共料金の支払いやクレジットカードの引き落としは、銀行口座から引き落とされる人がほとんどです

他にも保険の掛け金、長期にわたる住宅ローンの返済やいろいろな積立金…

素晴らしいご意見です!
まさにそうした動きが予想できることから、今後は銀行と資金移動業者、保険会社などは、なんらかの形で協業する可能性もあると考えられています

現時点で資金移動業者が参入してきても、銀行との相互利用は欠かせません。もちろん、今まで長く口座を利用されてきた銀行には強い信頼、つまり安心感があります。銀行口座も昔よりもどんどん使いやすく、サービスも拡大してますし、すぐに使うお金と貯めるお金といった用途や、お得さ、便利さなどに合わせ、銀行のサービス、資金移動業者のサービスの選択肢が広がっていくのだと思います

それはよかった。あ、電話だ、ちょっとお待ちください…
はい、はい、わかりました、これから戻ります。
…博士、木山さん、すみません、私は先に失礼します

高島さん、忙しいところありがとう

えっ?

(レジでQR決済をする高島さん)
博士ーっ! 次回はご馳走になりまーす!

ふむ、カッコイイことをされてしまったな

その道のプロだからな
しかし、｢給与デジタル払い｣が進むと新しいサービスも出てくるだろうな

そこから子供や友人への送金などは簡単になるだろう。もう始めている事業者もあるが、例えば親が子供へ仕送りすることや、自分が海外旅行中にお金を送ってもらうことなども、アプリ間送金でできるから便利になるね。手数料もかからないし

銀行口座と同じようにデジタルマネー で家賃や公共料金を引落しできるようになれば、それに対してデジタルマネーが還元されるサービスもきっと始まる。こんなサービスがたくさん出てくるのだから、考えるだけでもワクワクしてくるような話だ

いいじゃないか。高島さんの話がおもしろかったからか?

おっ、ちゃんと人で会社を選んでいるじゃないか。感心感心

どうした!?

あぁ、やっぱりお金なのか(笑)